2010年3月29日月曜日
リストラ決定!シエーッ!
部門内でいろいろとあって、去年から転籍を前提に人事を交えて話をしてきましたが、1月の暮れにとうとう、いまの部門から出ることで合意、その後、社内の転籍先を見つけようと人事ともいろいろ相談してきました。いくつか口はあったのですがどれも最終的には決まらず、結局、退職することで合意しました。
しばらくの間はいまの会社に在籍して、転職先を探すことになります。「4月1日から出社に及ばず」なので、きらくな素浪人ぐらしとなります。(笑)
傍目から見たら状況は深刻なように見えると思いますが、本人はいたって気楽。(笑)ノーテンキと妻に怒られていますが、せっかくの機会なのでいろいろとやりたいこともありますし、このバケーション(?)を有効に活用しようと思っています。
知的障害者のガイドヘルパーの資格取得の講習会も申込みました。ヘルパー2級も取る予定ですし、鎌倉に接心(坐禅の会)にも行く予定を立てています。いろんなシンポジウムにも行ってみたい。
残りの有給休暇で、さっそく、娘が通っている知的障害児のための学童保育所でボランティアを始めました。娘の面倒は15年間みてきましたが、よその障害児を見るのはほとんど初めて。自宅までお迎えにいったり、外出で世話をしたり、けっこう、いそがしいです。子供それぞれに特徴があるし、その子のキレる条件や落ち着かせるコツなどを先輩から聞きながらやってます。おかげで充実した毎日です。
職探しのほうは少し間をおいてから、ぼつぼつ始める予定です。
2010年3月25日木曜日
マイクロソフトのクラウド戦略
「マイクロソフトにとってクラウドは最重要分野」--樋口社長が強調
ZDNET Japan 2010年3月24日 18時52分
「Microsoftのクラウド戦略は、もともとコンシューマーサービスから始まった。HotmailやWindows Live、Bingなどがその一例だ。これらのサービスを引き続き推進するのはもちろんだが、Windows 7ではこうしたサービスとの連携も始まっている。また、Microsoft OfficeやExchange、SharePointはクラウドを重視して開発されており、Azureはクラウド運用を基本としたプラットフォームとなっている。つまり、コンシューマー向けサービスからエンタープライズ向けサービスまで、Microsoftはすべてクラウドをベースに考えているということだ」(Courtois氏)
「日本における活動については、「これまで通り、クラウド分野でもパートナーと連動して取り組む」と樋口氏。その一例として、富士ソフトとクラウドおよびオンプレミスの両分野で協業したことや、アクセンチュアとアバナードとの協業でクラウド関連サービスを開始したこと、ソフトバンクBBのスマートフォンと「Microsoft Online Services」の連携ソリューションを販売開始したこと、NECと協業し企業向けオンラインサービス「Business Productivity Online Suite(BPOS)」の導入支援を開始したことなどを挙げた。」
以下、私の考え。
背景
・クラウド化はもはや後戻りのできない現実。Googleその他に対抗するためにもマイクロソフトも参戦せざるをえなくなった。
マイクロソフトの強み。
・Office製品、Exchange、SharePointと、ユーザーにすでに使ってもらっており、圧倒的なシェアを持つアプリケーション(特にOffice製品)と、OSを持っているため、下記のようなことが可能。
1.既存のOffice製品、Exchange、SharePointのデータをそのままクラウド版でも使用ができる。
2.ユーザーのドメイン名でクラウド上にメールサーバーやSharePointサーバー、アクティブディレクトリを展開するサービスを提供すれば、企業のITインフラのかなりの部分をアウトソーシングサービスとして提供できる。
3.マイクロソフト製品を使い慣れたユーザーに、アプリケーションを同じユーザーインターフェースで使ってもらえる。教育の手間がいらず、既存のデスクトップシステムからの移行の壁が低い。
マイクロソフトの弱み
・マイクロソフトはライセンス料金で商売をしていたのだけれども、クラウド化するとその辺はどうなるのだろうか?高いライセンス料金をあいかわらず取るようでは、月数百円で使える他社のサービスに負けてしまう。思い切った価格戦略を打ち出さないと勝てない。といって、既存のライセンスビジネスも続けないわけにはいかないだろうから、既存のソフトウェア製品との価格バランスをどうするか?が悩ましいところ。
予想
・もし、思い切った価格でクラウド上に企業のメールサーバーやSharePointサーバー、アクティブディレクトリを展開するサービス、あるいは個人がオフィス製品を利用できるようなサービスを提供できれば、大化けする可能性はあると思う。欲をかいて中途半端に高い価格(日経電子版みたいな(笑))を打ち出すと、「がっかりだよ!」でポシャると思います。(笑)
2010年3月18日木曜日
現代宇宙論と仏教宇宙論
(佐藤勝彦さんの著書「眠れなくなる宇宙のはなし」
ザ・ビッグイシューのは、「遠くを見れば見るほど、宇宙の過去と未来が見えてくる。」と題されたインタビュー記事だが、
「この宇宙は137億年前、原子よりもはるかに小さい超ミクロの卵の状態で生まれ、すぐに急膨張して目に見えるぐらいの火の玉となり、ゆるやかな膨張とともに温度が下がって、2億年後に最初の星が生まれたとされています。」
「わたしたちが住んでいる天の川銀河はやがて隣のアンドロメダ銀河と合体します。その頃には太陽は燃えつき、ぼやーと膨らんできて、ほとんど地球軌道の近くまできますから、海が消え、地球は焼き尽くされて太陽の中に落下していきます。」
「宇宙は永遠ではありません。やがては何も見えない暗黒の世界になり、真ん中に星が落ちてきて巨大なブラックホールができ、端にある星が飛び散って、宇宙は静かな死を迎えます。」
「やがては収縮に転じてビッグバンの逆向きの現象が起こり、宇宙は火の玉となり、最後には1点となって宇宙の一生を終えるでしょうね。」
と、いう具合。
現代宇宙論ではそこまでわかっているのか、と正直驚いた。ビッグバンで生まれた宇宙はビッグバンの逆現象で収縮して一点に帰り、その生涯を終える。なんと雄大な・・・。
でも、これってどっかで読んだ覚えがあるのを思い出した。パーリ語の長部経典の最初にある「梵網経」。
原始仏典〈第1巻〉長部経典1
菩薩戒を授ける作法が載っている経典ということで、有名な経典らしい。
この経典は前半と後半に分かれていて、前半は戒の話が載っている。後半は釈尊が当時のインドで行われていた62の哲学的見解をカテゴリー分けして、それぞれに批判を加える内容になっている。
そこに出てくるのだけれども、当時の哲学者ないし修行者たちは瞑想によって人間の認識能力を拡張し、自分の前世を何劫(「劫」は時間単位で、1劫は宇宙がひとつ発生してから消滅するまでをいう。古代インドらしい、気の長ーい単位)にもわかって見ることができたらしい。能力のすぐれた人は確か40劫まで遡れたという。
古代インドの世界観でも、最初は物質は存在しない。すべての生物は肉体を持たない精神的な存在として「アーバッスラ(光音天)」というところに存在する。
やがて、物理的空間としての宇宙が発生し、そこへアーバッスラから精神的存在である生物が降りてきて肉体を持つ。
最初は微細な肉体を持つ天界の住人だけだったのが、徐々に宇宙がひろがり、いろんな天界や人間界なんかもできて、堕落した天界の存在が徐々に人間界なんかにおりていって、現在のような世界が形成された、ということになっている。
このときに最初に降りてきた、一番能力の高い寿命の長い存在が「梵天」=唯一神扱いされる。
一劫が終わるときは、物理空間がどんどん壊れていき、宇宙は収縮してもとの物質の存在しない状態へと戻る。生物はまた「アーバッスラ(光音天)」に帰って、気のとおくなるような年月をすごす。このように物質宇宙が点から生まれて膨張し収縮して消滅する、というのを無限に繰り返すことになっている。
なんか、現代宇宙論とそっくりだなあ、と思った。
ただ、現代宇宙論では、無からの生成(科学なので「無からの創造(クレアチオ・エクス・ニヒロ)」という語は適切ではないと思う。)のあと膨張・収縮して、消滅で終わりになっている。
でも、気になるのが「先生に質問!宇宙が超ミクロの状態から生まれる前はどうだったのですか?また、消滅して無に帰ったあとはどうなるのですか?」という疑問。
ご承知のとおり(勝手にご承知させて申し訳ありませんが)、世界が「始まった」と仮定すると、論理的にやっかいな問題を引き起こしてしまう。「始まり」と「終わり」があるからには当然「始まりの前」と「終わりの後」がなければならないのだが、宇宙が始まる前には無があった、はいいとして、その「無なる状態」はどうやって存在した(変な言い方だが)のか?ということが根本的な疑問となる。論理的に解決不能の問題を抱え込むことになってしまう。
その解決方法は実は簡単で、それは「宇宙を始めない」こと。
宇宙が始まる前の無は「その前の宇宙が収縮して消滅した結果、無になった」ということにしておくとすじがとおる。宇宙は発生と消滅を永遠に繰り返し「始まりもしなければ終りもしない。」ということにしておけば、万事解決する。
しかし、現代宇宙論と2500年前のインドの宇宙論がこうも似ているとはビックリ。古代インドの行者たちはやっぱり超能力で劫単位の前世を見ることができたのだろうか・・・。
2010年3月15日月曜日
特別支援学校 卒業式
中等部を卒業して、4月から高等部に通う事になります。
卒業証書も自分でちゃんと受け取ることができました。
式のあと教室にかえって先生から通知簿をもらいました。
3年間練習したおかげで、だいぶ指差し行動ができるようになったとほめてもらいました。5才くらいのときに指摘されてから、苦節10年(!)、ようやく欲しいものや行きたい方向を指さして自分の意思を表明することが出来るようになったんです。大きな進歩!
言葉はしゃべれないし、いろんなことができないけれども、「いるだけで周りの人達をほんわかした気持ちにさせてくれる、やさしい子です。」と3年間のことを思い出したのか、担任の先生は思わず泣いてしまいました・・・。
4月からは高校生で~す。また、がんばって学校へ行こう。
2010年3月14日日曜日
大阪城公園に行ってきました。
ロードトレインの待ち時間がちょっと長かったので、歩いて天守閣の広場まで。
博物館の前まで来ると、人だかりがしてパトカーが来ていました。大阪府警のテープも張られていて、なにやら事件の気配。
酔っぱらいの喧嘩かなにかあったのか?と思ったら、なんと地面に大穴が!
周りの人も携帯で写真をとっていましたので、とりあえず1枚。
なにが原因なのか?はわかりませんが、大きな穴でした。地面が陥没したようです。
あとはいつものように売店でアイスを食べて、ロードトレインで下へおりました。
帰りに歴史博物館へ。
「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」をやっていたので、見学。
釈迦如来像や菩薩像、ヤマーンタカ(憤怒仏)像や数々のタンカ(仏画)、経典の現物などが数多く展示されていて、すごいものでした。お気に入りは、ダライラマ法王の所属する、最大派のゲルク派の開祖 ツオンカパの坐像。小さいけれども魅力的な像でした。
この展示はおすすめです。まだ、行っていない方は是非行ってみてください。
博物館前の広場では、NHKドラマ 「大仏開眼」の宣伝で、大きな仏像が・・・。これはチベットとは無関係でした。(笑)
SBI Businessを始めました。
実名制で所属会社名や学歴・職歴もオープンにしたソーシャルネットワーキングサービスです。
きっかけは、佐々木俊尚さんの
ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)
に触発されて。
本書は、これからは個人がセルフブランディングして、自分を売り込んでいく時代。ネット上でも実名で情報発信することにより、自分がどういう人間でどういう経験をしてきて何ができるか?をオープンにして多くの人に知ってもらうことで、自分自身の仕事やプライベートでのチャンスをひろげていこう、という。
匿名や固定ハンドルでの情報発信は過去にもやってきたけれども、Twitterを見ればわかるように、実名で情報発信する人が増えてきている。やっぱり、ネットはネットの私的な世界、現実世界は実名の公的+私的な世界、という使い分けの時代は終わって、両方の世界は融合しつつあることを感じる。
リアルの世界とネットの世界を結びつけて人脈を広げたほうが、双方の世界が充実するし、プライベートと公的な発信をきちんとわけるのもなかなか大変。(というか、いい加減面倒くさいし。(笑))
これからはやっぱり実名発信でセルフブランディングの時代だと思う。
2010年3月13日土曜日
サンスクリット語・その形と心
追記:デーヴァナーガリー文字の書き順と発音がわかるサイトがあった。ネットってすげえ!
2010年3月12日金曜日
Chrome OSとクラウドコンピューティングで起きる近未来。
Chrome OSとクラウドコンピューティングで起きる近未来。
・Chrome OS搭載のNetBookが安価に出回り、個人ユーザーが使い出す。Googleを始め、他社もChrome OSないしブラウザのみで使用できるアプリケーションサービスを続々と提供しはじめる。
・ブラスザからクラウド側のサーバーにLoginすればそこでオフィススイートやメール、ファイル保管も全部できるので、個人ユーザーはアプリケーションをダウンロードしてPCに保管する必要はなくなる。Loginすれがことが足りるので、PCでもスマートフォンでもiPadでも同じアプリケーション、同じデータがどこからでも使えるようになる。
・企業の側も目覚めてきて、Chrome OS搭載のNetBookの導入が進む。プライベートクラウドを契約して、自社の社員がVPNかなにかでベンダーのクラウドデータセンターにアクセスし、ブラウザ上からすべてのアプリケーション(オフィススイート・メール・社内アプリケーションなど)を使用するようになる。
・もはやユーザー企業にはサーバーは不要。クラウドベンダーに月々の費用を払って、必要なだけのサービスを買うようになる。
・最終的には会社のPCも不要になる。アプリケーションもデータも全部クラウド側にあるので、PCは個人が使い易いのを買ってそれを使う。壊れてもインストールも初期設定も不要だから、新しいハードに買い換えるか修理すればOK。社会インフラなので、PCは経費として個人の税額控除で落とせるようになる。 : 会社が“PC音痴”を見捨てる日
・社内にデータが無いのだから、企業のプライベートネットワークも不要となる。FireWallに意味がなくなるので、撤去。社内も社外も区別がなくなり、すべてインターネットの一部となる。
・オフィスと家庭、ホテル、カフェなどのネットワーク環境に差がなくなり、オフィスにわざわざ出勤する必要がなくなる。ミーティングはビデオ会議で住んでしまう。人間が現場にいなければならない仕事以外は、在宅勤務、サテライトオフィス、コーヒーショップなど好きなところで好きな時間に働けば良くなるので、勤務地・勤務時間が自由となる。都会に集中して住む必要がなくなり、地方に住む人が増える。
・正社員の意味が薄くなり、全員個人事業主で、1年とか3年の契約で働くようになる。雇用が流動化する。